私の妹は最終学歴が中学校卒業です。
もちろん仕事はなかなか無くて、ずっとアルバイトで生活費を工面していました。
そんなある日歯科医をやっている知人からスタッフを探しているという話がありました。

真面目に一生懸命やってくれる人であれば学歴は問わないとのことだったので、私は妹にその話をして勧めてみました。
妹はアルバイトではない雇用形態で自分にも働けるチャンスがあるのならと面接を受けてみることにしました。

ありがたいことに採用してもらえることになり、妹は張り切って歯科医へ通い始めました。
歯科医へ通うようになってから、少し経つと知識が無いことで他のスタッフに迷惑がかかってしまうと落ち込んでいました。

私はネットで色々と調べ、ユーキャンで歯科助手の資格を取得するための講座があることを知りました。
歯科助手とは受付・会計の仕事に携わったり、医師に器具を渡したり患者さんへの声掛けを行ったりと診療現場をアシストし、歯科医には欠かせない存在です。

私は資料を請求して、妹に渡しました。
妹は試験に合格できるかどうかわからないと心配していましたが、ユーキャンの歯科助手講座で対応している試験はテキストを見ながらの在宅受験ができるのです。

万が一不合格だったとしても、試験は年に6回奇数月に実施されているのでチャンスはいくらでもあります。
妹は受講を始め、仕事が終わってからの時間や休日を利用して勉強していました。

幸い1回目の試験で合格することができ、私もとても嬉しく思いました。
あれから数年経ち妹は結婚して子供を産みましたが、子供が幼稚園に入園したのをきっかけにパートとしてまた歯科で働き始めました。

雇用形態や働く時間帯を選べるので家庭と仕事の両立もそんなに難しくないみたいです。妹は資格を取得することによって、新しい生き方を得たようです。